幹部向け合同研修
実例
能美防災株式会社
人材開発室
佐藤様
やり続ければ、何年か後には必ずや大いなる成果・結果を生む
導入を決めた理由：
経営計画の大きな柱「防災のプロ集団としての人材育成」達成のため平成１６年６月に当室が発足、以来、「防災のプロ」「自立型人材」の二本柱で数々の変革・改革をやり、そして成長させてきた。本体においてそれなりの成果・結果を出してきたのを踏まえ、平成１９年６月、これをより強化するためグループ大方針として「グループ経営の強化（特に人事面）」が掲げられる。これを受け、翌２０年度にいくつかの新研修を企画。その一つが３日間の本「グループ幹部向け合同研修」であった。
３日間の研修の内、１日目は自前でのバリュー教育、２日目以降をキャンドゥーさんにお願いし『行動学習』に挑戦した。というのも初対面の者も多く、また座学にも慣れていない現場系の人たちが中心のため、より早く一体感をもってもらおう、と考慮しての選択であった。
もっとも、当初始めるに当たっては当社９０数年の歴史の中でも全く初めてのことであり大いに悩んだ。座学とは違い体験型研修のため、その評価はかなりリスキーであるからである。決断できたのは、その１年前に自主勉強会８名で１泊２日のモニター体験したのが大きかった。
実施後の効果と変化：
特に、今回のような研修の場合、即効性を求めると失敗に終る。長い目でみて、やり続けることが大事である。
参加者の研修の感想としては
・ 研修に参加して、仕事に対して非常に誇りが持てた。社是にもあるように「社会の安全に貢献」するという能美が持つＤＮＡを後輩にも伝え、誇りを持って仕事に取り組むように指導していきたい。
・ 今まで能美防災・他のグループ会社とも接点がなく、私自身隔たりを持っていたが、今回の研修に参加し、皆同じ目標を持った仲間でありグループの一員なのだと自覚した。また本体がグループ会社およびグループの人材に期待している熱意も伝わってきた。
・ 前回参加した上司から「とても良い経験になった」と聞いていたが、今回参加してみてその意味が良くわかった。身体的には大変だったけれど、精神的には十分に満足感を得ることができた。身をもって感じることが一番大事だと痛感した。今後もぜひこの研修の継続をお願いします。
・ 今回この合同研修に参加して新たな２３名の仲間が増えた。まさに全国にまたがるネットワークが誕生した瞬間だと思った。行動学習という体を使った体験学習と佐藤プレゼン／被服厰跡地見学という目・耳・頭で学ぶ講習がコラボレートし、ただ単に座学の研修と違って良く理解することができた。
・ 皆さんと話している時、黙って山を登っている時、様々な場面で自分自身の欠点に改めて気づく自己発見ができた有意義な研修でした。大変疲れて帰宅したのですが、玄関を入った時の家族の第一声が「ずいぶんさっぱりした顔をしているけど、どうしたの？」でした。日頃の仕事疲れとは顔つきが全然違うらしく、思わず鏡を見に行きました。
等がある。
私自身この研修では、主催者兼１メンバーとして参加しているが、参加者と共に毎回感動を頂いている。やって本当に良かった／この研修をやり続ければ、何年か後には必ずしや大いなる成果・結果を生むと思っている。
特長と推薦ポイント：
日頃から電話，ＤＭ，メール等研修会社からの売り込みが毎日のようにある。当社の研修は原則自前であるが、ごく少数は外部委託している。そんな際、私が研修委託先を選ぶポイントは
① 理念が当社にフィットしているか？
② 社長の思い・志がどうか?
③ 当社のニーズにマッチしたプログラムを持っているか？
の３点。
一般的に、大手企業の方がプログラム数が豊富で内容もしっかりしているが、たとえ同じプログラムであって担当講師によりその成果が左右される。つまり講師の選択が大事である。
そんな中にあって、キャンドゥーさんは、大手にはない良さ・温かさがある。①～③とも素晴らしく、酒井社長思い・志がメンバーにも共鳴しており、素晴らしいチームとなっている。熱意と共に大いなる誠意も感じる（大手はビジネスライクが多い）。そんな点に大変惹かれている。
その他：
① 今後もこの行動学習を引続き行い、段々と階層を下げ、いずれは「幹部向け」の名称が必用なくなった状態で実施することが私の夢である。
② 産労総合研究所発行「企業と人材」誌の『教育スタッフの仕事日誌』の2011.9月
号に「行動学習（山の合宿）！」とのタイトルで執筆した。（本ホームページ内参照）
③ この模様をムービーにし、ビジネス動画研究会主催の「第３回ビジネス・ムービ
ー・ショー(H23.11.20) 」に「行動学習」とのタイトルで出品・参加した。
http://blog.canpan.info/bizmovie-study/archive/382
以上