行動学習は、なぜ自然を活用するのか?

なぜ自然を活用するのか?

VUCA(ブーカ)時代と言われています。
VUCAとは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)の頭文字です。
 
研修室だけでなく、なぜわざわざ自然を活用するかは、このVUCAと深く関係があります。
 
自然とは、より未知で変化のあるフィールドです。自然を活用することで、初めてのこと、未知のものへの自分の対応がより問われます。加えて未知の事象では、ありのままの自分がよく出ます。
 
すなわち想定外の問題や不測の事態への対応力、判断力がより問われることになります。さらに総合的な能力が試され、リーダーシップ、チーム力、知恵、少しばかりの体力など、自分の本質的な強み・弱みが表出されます。
 
また得られる学びがより大きくなります。
研修室のみで実践型のプログラムを行うことも可能ですが、より大きな自然と向き合うことで、さならる状況変化が起こり、判断する場面、意思決定をする機会がより多く発生し、その分得られる学びも大きくなります。
チームと共に協力し達成する喜びや、その醍醐味も味わうことができるため、あえて自然を活用するのです。
 
ただし安心してください。
弊社の活動は、女性や高齢の方でも多数参加されています。
過去には女性ばかり集め、女性活躍推進のダイバシティプログラムを山を使って行ったこともあります。平均年齢55歳の役員向けのプログラムも行いました。
 
皆さんにはプログラム中、普段の仕事ではできないような挑戦を大いにしていただきたい。
ただそれ以上に皆さんの安全を確保することが我々の大きな使命だと思っております。

未知の状況の疑似体験

プログラム中の遠征活動は、言わば未知や解答がない中でどのような行動や判断が求められるのかという疑似体験です。

実際に、経営やビジネスは、登山によく例えられます。

山頂を目指すことがひとつのVisionであるとし、チームで相互に協力して進んでいく。しっかりとした 戦略や計画を立てる必要があります。

それでも長い道中、道が分からなくなったり、仲間のフォローが必要になったりと、何かしらの課題が起こることもあるでしょう。リーダーシップの発揮が必要不可欠なものとなるのです。

「山に登ることは、現在弊社が置かれた状況です。皆さんにはその追体験をしていただきます。」

これは弊社のプログラムを導入していただいている一部上場企業の社長が、山に登る意味付けを次世代のリーダーたちに説明したときの言葉です。

実際ビジネスでも、先が見通せない状況でも、自分たちが判断をし、それでも道を切り拓いて進んでいかなければならない。そんな環境の組織も増えてきているのではないでしょうか。

遠征活動とは?

遠征活動とは、近隣の低山を活用して行う課題解決活動です。

とある状況の中で、チームで目的目標を共有し、ゴールに向かって進んでいきます。一番のポイントは目的・目標、すなわち 理念の共有と、なぜチームで理念を共有するのか意味を感じることができます。

単純な山登りではありません。

具体的に使用する舞台は、山と言っても 標高差は500mほど、歩行距離は6~7㎞低山ばかりです。

関東では高尾山、関西では六甲山のようなイメージです。

よって決して体力的に負荷が大きいものではありません。 実際に動く時間は5時間程度です。その間ずっと動き続けているというわけではありません。

高い負荷をかけ、肉体的、精神的に追い込むものでは決してありません。

運動負荷が少ない状態で参加することも可能です。

遠征活動を行う場合は、事前に健康上のヒアリングを行っておりますので、遠慮なくお申し出ください。

安全には常に配慮しております。

日本山岳ガイド協会認定ガイドが同行し、さらなる安全性の追求と管理をしております。

事前には下見を必ず行い、危険予知とリスクの排除と低減、さらなる安全性を高めるための活動を日々行っております。

とは言え皆さん自身のご協力が欠かせないものとなります。よって皆さん自身にも 必要な装備のご用意、事前の体調管理、当日の無理な行動を慎んでいただくなどのご協力をお願いいたします。

留意事項

Key Points

  • 山は未知の状況の疑似体験
  • 未知の事象の中で、ありのままの自分が出る
  • 判断が求められ、得られる学びがより大きい
  • チームと共に協力し、達成する喜びや醍醐味も味わうことができる
  • 体力的、精神的負荷をかけるものではない

行動から学ぶ体感型の学習手法コンセプトはLearning by Doing自ら行動することで深い気付きを得ます

登山靴? 持ち物は?
プログラムによっても少々異なりますが行動学習での持ち物を紹介します

リーダーシップVVGO
どんな理論を学ぶのか?予習、復習、活用したい方

なぜ山に登るのか?
VUCAの疑似体験

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